記憶の宮殿を作る手順

記憶の宮殿(Method of Loci、場所法、ジャーニー法)とは、最もよく知られた記憶法のひとつです。全米記憶力大会優勝者や日本国内の記憶力大会の優勝者が使っているテクニックです。日本のウェブサイトで記憶の宮殿の作り方を詳しく解説しているサイトがほとんどないので、このページでは、海外の情報を元に記憶の宮殿の作り方をまとめます。



記憶の宮殿とは

以下Wikipedia 記憶術より引用しました。
場所(自宅や実際にある場所でも、架空の場所でも良く、体の部位に配置する方法もある)を思い浮かべ、そこに記憶したい対象を置く方法である。「記憶の宮殿」「ジャーニー法」「基礎結合法」とも呼ばれる。記憶したい対象を空間に並べていく方法である。人間は例えば他人の家に行った場合でも、どこに何があったかは比較的よく覚えており、その性質を利用する。記憶したい対象が抽象的なものの場合は、置換法を使い、イメージしやすい対象に変換してから記憶する。

この方法は海馬にある場所ニューロンの特性を利用している。場所ニューロンは名前のとおり、場所の記憶を司る。場所の記憶は動物にとって重要なため、長期記憶に保存されやすい性質を持っている。

その長所としては記憶の保持期間が他の記憶術と比較して著しく長いこと。欠点としては、一つの場所にあまり多くの情報を詰め込みすぎると混乱をきたすため、わずかな情報しか入れられないということ。そのため、充分な情報を詰め込めるだけの場所の確保に手間がかかるということである。世界記憶力選手権の世界トップ選手は数百個程度のイメージを競技中に記憶している。

階層構造をなしているものを記憶する場合は、何フロアもあり、フロア内も部屋にわかれているものを場所に使うと記憶できる。この手法は「鈴なり式」とも呼ばれる。

場所法は、少なくとも2500年前にシモニデスの時代から知られている。

とのことです。

手順

1、宮殿を選ぶ

宮殿は想像上のものですが、自宅や職場などの思い出しやすくて実際に存在する場所や、好きなゲームのマップなどがおすすめです。。初心者におすすめなのは自宅のトイレです。慣れてくれば、町並みや学校などの細分されていて広い場所を選ぶと大量の記憶を保存できます。

2、道筋を決める

何かを覚えるとき、順序があるに越したことはありません。例えば歴代将軍を覚える場合に「金正日→金日成→金正恩」のようにランダムに覚えるよりは、実際の順序で覚えたほうが良いでしょう。このように、順序を覚えるために宮殿を通る道筋を決めておきます。通る順番に歴代将軍が配置されていれば、歴代将軍とその順番を同時に覚えることができます。

3、道筋の中で特定の目印を定める

記憶の宮殿を使うとき、数字や名前や原稿の一部などを特定の場所に配置していきます。ですので、必要なだけ配置をする目印となる場所を定める必要があります。現実や脳内で道筋を歩いたり見るなどして目印を定めます。そのときポケモンGOのポケストップが参考になるかもしれません。記憶の宮殿が建物の場合は異なる部屋に異なる物を配置していくとよいです。記憶の宮殿が一つの部屋である場合は、家具を目印にしましょう。

4、記憶の宮殿を記憶する

記憶の宮殿を使うために、記憶の宮殿を完全に記憶する必要があります。何度も目印を思い出すなどして、目印を定着させましょう。

5、覚えるものを記憶の宮殿に配置する

記憶の宮殿が構築できて、きっちり記憶できたら記憶の宮殿を使う準備は完了です。覚えやすいように情報を変形して「鍵」として利用します。(例えば歴代将軍をトイレを利用して覚える場合は「きむいるそん→イルカ」が便器の中を泳いでいる姿を想像します。「きむじょる→女医」があなたのトイレを監視している姿を想像します。「きむじょんうん→うんこ」がトイレのドアノブにこべりついている様子を想像します。)できるだけ奇妙なものに変換してから配置することでより覚えやすくなります。

6、より想像力を働かせる

無意味な年号などの数字を覚えるときには、5で前述したように覚えやすいように変換することが重要です。例えば「1145141919810」などの全く意味をなさない数列を覚えるときは「114514→いいよ来いよ」と綺麗なお姉さんが言っている姿を配置します。「1919810→行く行く!」と先輩が返事をしている姿を想像します。思い出すときは、きれいなお姉さんと先輩の会話から数字を復元すれば良いわけです。

7、記憶の宮殿を探検する

覚えたことを忘れないために、繰り返し記憶の宮殿を探検することが重要です。繰り返し記憶の宮殿を訪れると楽に思い出せるようになります。

8、記憶の宮殿を使う

記憶の宮殿の中身を一旦記憶してしまえば、宮殿の中を歩いたり周りを見渡したりするだけで簡単に思い出すことができます。



大学受験や資格試験にも使えるテクニックです。ただし、英単語のように長文中で一瞬で思い出すことが求められるようなものでは使えないので気をつけましょう。世界史や日本史など辞書やカンニングが役立つ試験において記憶の宮殿は、非常に有効です。